格安SIMのシェアプランって何なの?
シェアじゃないプランよりお得になったりするの?
と疑問に思っている方に向けて、シェアプランについて解説していきます。
・格安SIMのシェアプランとは何か。
・シェアプランにするとどうお得なのか。
・シェアプランにするべきパターンはどんな場合か。
目次
格安SIMのシェアプランについて
格安SIMのプランには、データ容量を他の人とシェアできるプランがあります。
主に、家族や自分(複数の端末を持つ場合)とシェアできる場合が多く、赤の他人とシェアすることはできません。
私が使っているIIJmioでもシェアプランはありますし、他の格安SIMでもほとんどの場合、あると思います。
では、シェアプランにするメリットって何かあるの?という話になってくると思います。
メリットとしては、次の2つですね。
- 別々で契約するより安く済む。
- 月々のデータ使用量の増減に臨機応変に対応できる。
別々で契約するより安く済む。
別々で1人1人契約するより、シェアプランで数人まとめて契約した方が安くなるように価格設定されていることが多いです。
後程、私が使っているIIJmioのプランで具体的な月額料金について詳しく解説します。
月々のデータ使用量の増減に臨機応変に対応できる。
データ使用量が複数人でシェア(=共有)できるので、個人個人のデータ使用量の増減を上手くカバーし合うことができます。
例えば、AさんとBさんが別々に契約していて、月々3GBまでしか使えない場合を考えてみます。
※AさんとBさんはどちらも毎月3GBもあれば十分という想定です。
Aさんが、とある月に外出が多く、半月ほどで3GBのデータ使用量を使い切ったとします。
残りの半月は、低速通信(※)で過ごす必要があり、不便な思いをすることになります。
しかし、シェアプランの場合、Bさんの残っているデータ使用量を共有しているので、Aさんは、Bさんの余りを使うことで、引き続き、高速通信できるという訳です。
このように、突発的にデータ使用量が増えた場合にも、他の人からシェアして貰うことで、使用量の超過を防ぐことができます。
※格安SIMの月々のデータ使用量を超過した場合は、全く繋がらなくなると言うことは無く、低速通信(500kmps程度)となります。
シェアプランとその他のプランの料金を比較
では実際に、4人家族(親2人、子2人)をモデルケースにして、
- シェアプランを使って契約した場合
- シェアプランを使わないで契約した場合
の料金を比較してみたいと思います。
今回は、IIJmioのプランを使って比較していきます。
※2019/10/21時点のプラン
それぞれの契約で、データ通信量の総量は同じになるようプランを調整しています。
また、全員携帯電話として持っておくことを想定しているので、音声通話機能付きSIMの契約とします。
シェアプランを使って契約した場合
家族向けのファミリーシェアプランで契約した場合を考えてみます。
このプランは、次のようになっています。
データ通信量:12GB
最大SIM枚数:10枚
SIMを最大10枚にすることができるので、10人という大家族でもOKですね。
SIM全てを音声通話機能付きSIMにするため、追加枚数分の音声通話機能付帯料700円が必要です。
SIMを4枚以降追加する場合には、SIMの利用料で別途月額400円が必要になります。
これで計算すると、
ファミリーシェアプラン:3,260円(音声通話機能付きSIM)
音声通話機能付きSIM:700円 * 3人=2,100円
(1枚目の分は、ファミリーシェアプランに含まれています。)
SIM利用料:400円
合計:5,760円
シェアプランを使わないで契約した場合
では次に、1人1人でミニマムスタートプランで契約した場合を考えてみます。
このプランは、次のようになっています。
データ通信量:3GB
最大SIM枚数:2枚
このプランで、音声通話機能付きSIMは、1,600円なので、単純に4人分ですね。
1,600円 * 4人=6,400円
合計:6,400円
比較してみると
シェアプランを使って契約した場合 :5,760円
シェアプランを使わないで契約した場合:6,400円
となります。
差額:640円ですね。
大体1割引きといった感じですね。
正直、思っていたより安くならなかったのですが、月々の料金なので、積み重ねると結構な金額になると思います。
別々の契約では無く、シェアプランにすることで1年間で、
640円 * 12か月=7,680円
の節約になりますね。
とは言え、子供が通信料をたくさん使うかな?という気がしているので、月々12GBで足りるかどうかという問題はありますね。(笑)
IIJmioでは、さらにデータ通信量を増やすことも可能なので、状況の応じて追加しておくと良いでしょう。
また、きっちりと計算したわけでは無いですが、他の格安SIMでも、シェアプランでは大体安くなるのかなという気はしています。
シェアプランはどういう人がするべきか
では、シェアプランはどんな人が使うのか?について解説していきます。
主に次の2パターンかなと思っています。
- 家族でまとめて契約して安くしたい場合
- スマホとモバイルルーターのように1人で複数端末を使いたい場合
では、1つ1つ詳しく解説していきます。
家族でまとめて契約して安くしたい場合
家族3,4人の携帯電話をまとめて契約することで、安く済ませたい場合ですね。
上の料金計算のモデルケースにもしましたが、家族での利用が一番多いかなと思います。
キャリアの場合だと1人1人で5,700円ぐらい掛かってしまいますから、それと比べれば、かなり節約することができるので、浮いた分を食費に回したり、養育費に回したり、貯金に回したりと色々有効活用できそうですね。
スマホとモバイルルーターのように1人で複数端末を使いたい場合
次に、SIMが必要な端末を複数台持つ場合ですね。
最近では、1人で
- スマホ、モバイルルーター
- スマホ、タブレット
というように複数台持つことも多くなりました。
そこで、シェアプランを活用することで、1つ1つの契約より安くしたり、データ使用量を臨機応変に管理することができますね。
まとめ:シェアプランを使うことで携帯代をより節約できる。
格安SIMのシェアプランについて解説してきました。
もう一度、重要なポイントをおさらいすると
シェアプランのメリットは、次の2つ。
- 別々で契約するより安く済む。
- 月々のデータ使用量の増減に臨機応変に対応できる。
どういった人がシェアプランにするべきなのか?
- 家族でまとめて契約して安くしたい場合
- スマホとモバイルルーターのように1人で複数端末を使いたい場合
特に、家族利用の場合は、家計の負担も減らせるので良いと思いますね。
コメントを残す